青山学院大学の偏差値は学部別にどれくらい?合格に近づく勉強法も解説
青山学院大学を目指し始めると、まず気になるのが偏差値です。ただ、数字だけを見ても「自分の子はどこまで届くのか」「何から勉強すればいいのか」は分かりません。
この記事では、学部別の偏差値と、教科書だけでは理解しにくい単元の進め方を、教育アドバイザーの目線でまとめました。数字の読み方から塾や模試の使い方まで、順番に見ていきます。
青山学院大学の偏差値の全体像
青山学院大学は、東京の渋谷と神奈川の相模原にキャンパスがある私立の総合大学です。偏差値は学部や入試方式によって幅があります。まずは大学全体の位置づけをつかみましょう。
偏差値の目安は52.5から65.0
河合塾が示す一般選抜のボーダー偏差値は、大学全体で52.5〜65.0です。共通テストを使う方式の得点率は73%〜87%とされています。ボーダーとは、合格の可能性が五分五分になるラインのことです。この数字に届けば安心という意味ではなく、あと数点で結果が変わる位置だと考えてください。夏までに得意教科で偏差値55前後を作り、秋にかけて全教科を底上げする流れが現実的です。
模試の会社で数字が変わる理由
同じ青山学院大学でも、河合塾、東進、ベネッセで偏差値の数字は違います。東進のデータでは大学全体が65〜69、ベネッセの進研模試のデータでは学部によって60台後半から70台まで出ています。模試を受ける層や、偏差値の出し方が違うためです。数字を1つだけ見て一喜一憂しないことが大切です。普段受けている模試と同じ会社の数字で比べると、ズレが少なくなります。
共通テスト得点率もセットで確認
青山学院大学には、大学独自の試験に加えて共通テストを使う方式もあります。学部ごとの得点率の目安は次のとおりです。
- 文学部は77%〜87%
- 国際政治経済学部は81%〜86%
- 理工学部は77%〜85%
方式や学科で幅があるため、志望する学科の数字を募集要項と見比べてください。共通テストは学校の教科書に近い内容が多く、基礎の抜けを埋めるだけでも得点が伸びやすい試験です。
学部別の偏差値を比べてみよう
ここからは学部ごとの偏差値を見ていきます。同じ学部でも学科で差があるので、志望学科まで確認しておくと、目標がはっきりします。
文学部と国際政治経済学部
文学部は57.5〜65.0です。学科別に見ると、英米文学科が57.5〜65.0、フランス文学科と日本文学科と比較芸術学科が60.0、史学科が62.5〜65.0となっています。国際政治経済学部は60.0〜65.0で、国際政治学科が62.5、国際経済学科が60.0、国際コミュニケーション学科が62.5〜65.0です。英語を使う学科が多いので、英語を軸に勉強計画を立てるとスムーズです。
理工学部
理工学部は52.5〜60.0です。学科別では、化学・生命科学科と情報テクノロジー学科が57.5〜60.0、数理サイエンス学科が57.5、機械創造工学科と経営システム工学科と物理科学科が55.0〜57.5、電気電子工学科が52.5〜55.0です。数学と理科の出来が合否を分けるため、文系学部より教科書の理解の深さが問われます。
教育人間科学部・総合文化政策学部・地球社会共生学部
教育人間科学部は教育学科も心理学科も60.0、総合文化政策学部も60.0、地球社会共生学部は57.5です。下の表に、ここまでの数字をまとめました。
| 学部 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 文学部 | 57.5〜65.0 | 77%〜87% |
| 国際政治経済学部 | 60.0〜65.0 | 81%〜86% |
| 理工学部 | 52.5〜60.0 | 77%〜85% |
| 教育人間科学部 | 60.0 | 公式で確認 |
| 総合文化政策学部 | 60.0 | 公式で確認 |
| 地球社会共生学部 | 57.5 | 公式で確認 |
出典は河合塾のボーダー偏差値(2026年5月時点の2027年度入試予想)です。入試方式や年度で変わるため、最新の情報は大学と河合塾の発表で確認してください。
偏差値が足りないときの勉強の進め方
志望学部の数字を見て「少し遠い」と感じる子は少なくありません。でも、偏差値は勉強の順番を変えるだけで動きます。教科書が分かりにくいと悩む子に向けて、具体的な単元で進め方を紹介します。
教科書で分からない所は図と問題から
教科書の文章を最初から読み込むと、途中で疲れてしまいます。そこで、図やイラストを先に見て、基本問題を1問解く順番に変えてみてください。たとえば世界史の近現代は、国名や条約が多くて混乱しがちです。年表を1枚作り、「どの国が、何のために動いたか」を矢印でつなぐと、一気に整理できます。教科書は、解いてから戻る辞書として使うのがコツです。
英語は文法と長文を毎日少しずつ
文系の学部では、英語が合否の土台になります。おすすめの流れは次のとおりです。
- 朝は関係代名詞や不定詞などの英文法を10問
- 夜は長文を1題読み、分からない単語に印をつける
- 週末に印をつけた単語だけを復習する
1日30分でも、続ければ1か月で読むスピードが変わります。長時間を週に1回やるより、短時間を毎日のほうが定着します。
理系は数学の基本問題を固める
理工学部を目指す子は、数学ⅡとⅢの微分積分、物理の力学が山場です。難問に手を出す前に、教科書の例題と章末の基本問題を解説を見ずに解ける状態にしましょう。間違えた問題は、日付を書いて1週間後にもう一度解きます。これを繰り返すだけで、公式を使う場面が自然に見えてきます。
塾や模試を上手に使うコツ
独学で伸び悩むときは、塾や模試の力を借りるのも一つの方法です。ただし、通うこと自体が目的にならないよう、使い方を決めておきましょう。
河合塾の全統模試で現在地を知る
青山学院大学の偏差値の元になっている河合塾の全統模試は、いまの実力を同じ物差しで測るのに向いています。河合塾の偏差値帯は2.5ピッチで区切られていて、1つ上の帯に上がるのが小さな目標になります。結果が返ってきたら、判定よりも間違えた単元の一覧を見てください。そこが次の1か月でやるべき勉強です。
駿台や東進ハイスクールの授業をどう選ぶか
駿台予備学校のように講師の解説が細かい授業は、「教科書の説明が頭に入らない」子と相性がよい場合があります。東進ハイスクールの映像授業は、自分の空いた時間に進められるので、部活と両立したい子に向いています。入会前に体験授業を受けて、説明が分かるか、続けられそうかを子ども本人に確かめてもらいましょう。
家庭でできる親のサポート
親ができることは、教えることよりも整えることです。模試の結果を一緒に見て、「どこが伸びたの?」と聞いてあげてください。点数より、前回との違いに目を向けると、子どもも話しやすくなります。睡眠と食事のリズムを守ることも、成績を支える大切な土台です。志望校の数字を見て焦ったときは、今月の小さな目標に立ち戻ってください。
